転職活動が終わった…短くも長い戦いだった…。

金曜日の時点では、4社面接して1社採用をもらい、1社は結果待ちであった。
ただ一つは条件面で少し食い違いがあったので、辞退させてもらい、
残すは本命の結果待ちとなっていた。

連日の猛暑で体力的にも疲れていた。
本命の結果がダメならば、しばらく今の会社でやっていこうと
自分らしくない弱気の虫が疼いていたのは事実である。

金曜日は15時以降に連絡をくれる手筈になっていて、
早々に仕事を終えたオレは、給料日ということもあって買い物や喫茶店で暇を潰していた。
正直なところ、採用をもらえると勝手に思い込んで浮かれていた(笑)
それくらい手応えがあった面接ではあったが、このご時世に何を甘いことを考えているのか。

…17時半頃、現実は厳しいことを知った。
電話が鳴らないのだ…
脱力感が襲ってきた。
嗚呼、世間は厳しいなぁと改めて思った。

ちょっと頭を冷やそうと、自転車をひたすら走らせてみることにした。
自宅付近からひたすら山に向かい、ガンガン漕いで行った。
すると道に迷ってしまった(笑)

結果的に、
JR和泉府中駅から泉北高速鉄道の光明池駅の近くまで行ったのだが、
後で計ってみると6?近く走っていた。

途中、素晴らしい土地に出会うことが出来た。
ジブリの「耳をすませば」に出てくる街にそっくりなのだ。
和泉市弥生町、箕形町、その辺りだと思う。
調べてみると“三井和泉丘陵住宅”というのがあって、
物凄い傾斜の坂を登った後に、見下せる景色があんな感じだったのだ。
ポイントとして、その地獄坂は降りないで登っていただきたい。
「耳をすませば」のラストシーン間近の雰囲気が味わえます(笑)

19時前。
道に迷いながらも、ようやく見知った所に戻れたことに安堵しながら、
缶コーヒーを一気に飲み干す。
また明日から出直せば良い。
そう思っていると、電話が掛かってきた。

採用通知だった。

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