戦争について

2004年8月7日 日常
おしえてください
この世に生きとし生けるものの
すべての生命に限りがあるのならば
海は死にますか 山は死にますか
春は死にますか 秋は死にますか
愛は死にますか 心は死にますか
私の大切な故郷もみんな
逝ってしまいますか
     (さだまさし“防人の詩”)


これは思い出深い曲の一つだ。
映画“二百三高地”の主題歌である。
子供心にこの歌詞とこの曲は非常に突き刺さるものがあった。
それで数年前気になってCDを衝動買いしたのだった。

毎年8月は「戦争とは何か」を考えさせられる日が二度来る。
50年以上も前の話だが、それでも消してはいけない過去のことについて。
日本特有の自虐史観には嫌悪感があるが、
今を生きる自分達が自分達の過去と未来について考えるのは大いに重要なことだし、必要なことだと思う。

たとえば50年以上前の戦争にしても、
資料や各論説を読んでいくと自虐史観の教科書とは違う結論が出る。
ポイントを幾つか挙げてみる。

?太平洋戦争(大東亜戦争)は日本が国益を守る為の自衛戦争だった。
(背景にABCD包囲網という政策があったことを忘れてはいけない)
?日本はアメリカ、イギリスに勝つことが目的ではなく、ある程度の戦果を収めた時点で講和を結ぶ予定だった。
?日独伊三国同盟を結んだのは戦勝後の交渉を優位にするためで、
ファシズムには日本は賛同していない。
(ドイツからのユダヤ人迫害の要請を日本は拒否している)
?東京裁判において日本の戦争責任はすでに果たされている。
?ドイツは未だに戦争についての謝罪はしていない。

なぜ日本はこれほど戦争責任を負わされる国家になったのか。
8月だけでも考えよう。

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