160の謎

2004年10月18日 音楽
UTADAの全米デビュー、ファーストアルバム‥
新人チャートは5位と結果を出しつつも全体では何と160位だった。
壁は厚いというか、オレには物凄く意外だった。
発売前、日本のメディアの反応は、「UTADAは売れる」というような
良心的、楽観的な希望に満ちたコメントが多かった。
何をもってそう報じていたのか、まったくわからない。
なぜならそれほどの注目度があるならば初登場の順位だけでももう少し結果を出しているからだ。
160位というのは端から注目されていないということであり、
今後UTADAは注目度のないまさしく実力オンリーでこのチャートを上がらねばならなくなる。
UTADA陣営にとっては苦しい戦いになるであろう。

しかし、チャート160位でも順位を公表できるだけUTADAはマシとも言える。
それまで渡米、渡英した邦楽アーティストはたいがい結果を公表すらしていないからだ。
音楽雑誌でもオレ達が知らないことをいいことに「成功を収めた」とか適当なことを書いているが、
そういうのはたいがいチャート外だったろうし、ライブにしてもオープニングアクト程度の扱いだろう。

日本は世界2位の音楽市場を誇っていながら、
国内メディアはまったく先見性がなく、世界情勢にはまるで目がいかない。
アヴリル・ラヴィーンはアイドル扱いするくせに、そのアヴリルを押さえてグラミーを取ったノラ・ジョーンズの来日決定にもまるで無反応。
一体何なんだ、この民族は。

コメント